Hello,newworld!
私たちはもう疲れている。
世の中が機械によってインターネットによってつながり、次の世界に進もうとしている。
私たちの父や母はインターネットがない時代から生きてきた。
不便は不幸ではない。フィルムカメラに撮られた沢山の失敗した写真がものがたっている。
ひと世代前の人は不便を楽しんでいたのだと。
インターネットが普及し、シンギュラリティなる言葉も生まれている2020年代は一体どこに向かうのか。
私たちは知っている。どらえもんは生まれないと。ならどこに向かっているのか。
正直、インターネットが普及し、写真はデジタル化した。デジタルが資産だとしても、今以上の進化を誰が求めているのか。
それこそ、リニアは新幹線の次のステップ、リニアによって大阪東京は1時間足らずでつながる。
電車に乗る旅は終わったに等しいだろう。
オール二階建て新幹線。需要のなくなった社会。ついに私たちは在宅勤務を始めた。
パソコンで人がつながる。
今後はメタバースによって世界はもはやこれまでとは全く異なった様相を見せるだろう。
しかし、それは経済が、人の欲が求めているだけで、一般庶民の回答は、そんなお金のかかる、複雑なものはもう必要ないよ。今の社会が限界点でいいんだ。
大方の不便はない、残りの不便は取り除いては行けない世界の灰汁なんです。
私たちは世界を楽しみたい。私たちの世界はわたしたちを苦しめ始めている。
そんな時代に疲れたから、経済発展著しい中国を始め、先進国では最低限の生活があればいいんだという、成長意欲のない、安定を求める世代が生まれているのである。
オールドや、レトロなんて言葉が流行るのだ。
父母のあの頃はよかった、そんな言葉が、
私たちには羨ましいとさえ思えてしまう。
ああ、私たちの世界はなんて便利なんだ。