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【開発知識】請負契約と準委任契約

 はじめに、、

システム開発を行う際にまず行う必要があるのが契約です。

新人の時はあまり考えることがないかもしれませんが、自身が関わるプロジェクトの契約形態が何かを知っておく事は将来を考える上で一つのポイントになるかもしれません。

今回はシステム開発における契約2種について用語として意味が理解できるレベルを目的として記載しています。 

 

目次

  1. 請負契約とは何か
  2. 準委任契約とは何か
  3. 契約のポイント 

 

■1.請負契約とは何か

請負契約とは報酬が成果物に対して支払われる契約であるという事です。

何があっても期限までにクライアントに契約時に握っていた成果物を納品することが目的となります。

請負契約は小規模開発案件や開発(実装)フェーズは、請負契約で実施するパターンがよくあります。

 

■2.準委任契約とは何か  

次に準委任契約とは報酬が単価✖︎時間に対して支払われる契約であるという事です。

基本的にはお客様に時間を提供しているということになるので、作業内容について報告書という形で納品物を作成することになります。これには各社で異なるかもしれませんが。。

準委任契約は要件定義や基本設計フェーズについては準委任契約で行うパターンがよくあります。

 

 

 ■3.契約のポイント

それぞれの契約のポイントとなる点はいくつかありますが、以下の点がわかりやすいと思います。

・契約の名称ではなく、中身の契約内容が重要。(準委任とされていても中身に成果物が書かれていることも。。)

・何をするのかを明確にする。(作業をするのか、成果を収めるのか。)

・報酬は何で払われれるのか。(作業をしたことに対してか、成果物に対してか。)

 

まとめ

請負契約と準委任契約について記載しましたが、作業をする立場の人は自身の案件がどういった契約で何をする必要があるのかという点で把握しておく事は必要です。また会社によっては明らかに無茶でも上司が強引に進めるケースもありますので、その点も理解しておくといざというときに冷静に立ち回れる要因になると思います。